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新卒2年目の自分から見た「若者の大企業離れ」と「転職前提で大企業に入る新卒社員」の話

こんにちは。種田と申します。

昨日Twitterに面白そうな記事が流れてきました。

自分も今の時代を生きる転職活動中の身として他人事ではない内容です。

実際のところ、自分の周りを見比べてもこの記事に書かれている内容は概ねその通りという印象です。
自分の大学の専攻がコンピュータサイエンスということもあるのですが、特に公務員志望の人はほとんど見かけたことがありません。

教員志望の女の子が1人いたくらいでした。

しかし、これは恐らく時代のせいではありません。
スポーツ科学部に弁護士を目指す人がいないのと同じで分野が違うだけだと思うので、公務員の話に関しては割愛します。

なので今日はこの記事の内容の、主に「若者が大企業を見限っている」件について、新卒2年目という立場から、現場の肌感的なものを添えながら書きたいと思います。

新卒カードではまだまだ「大企業」が人気

新卒カードとは、大学卒業後に社会人として最初の一歩を踏み出す企業のことです。

この新卒カードにおいては、まだまだ大企業が人気である傾向が強く見られます。
そして、この傾向はまだしばらくの間続くのではないかというのが自分の意見です。

その理由について3つあります。

大企業の方が情報を集めやすいから

就活を始めるとなったときに、まず多くの人が就活サイトやらに登録すると思うのですが、いきなり膨大な量の企業の情報を目にすることになります。

その企業を1つ1つどんな企業であるか調べるのは非常に骨の折れる作業であり、それを就活開始直後からいきなりやり始める人はほとんどいません。

なので、ざっと情報に目を通した時、まずは有名な知ってる企業から選考に参加してみるというのはごく自然な流れです。

この先、「有名な企業」の中身が入れ替わることはあっても、この「大企業から攻める」流れが変わることは、現在の新卒就活システムに大きな変化がない限り、変わることはないと思われます。

ライバルの多い新卒採用で力試しをしたいから

これは少し珍しい例かもしれませんが、自分の周りで少しあったケースです。

大企業の新卒採用には多くのライバルが存在します。
その中には優秀な人も多く集まってきます。

そこで採用に参加することで、「自分の学生時代にやってきたことは他と比べてどんなものなのか?」という立ち位置を確認することができます。
新卒採用版の市場価値のようなニュアンスです。

もしそこで採用を進め、多くのライバルの中を勝ち抜き内定を手にすることができれば、その人は学生時代にやってきたことに大きな自信を持って卒業できます。

そういった力試しをしたい、自信を得たいという人が大企業に挑んでいく傾向があります。
これは今後どうなっていくかはわかりませんが、競争意識の高い人がいれば続いていくでしょう。

新卒カードで大企業に入っておくのは、転職で役に立つから

冒頭の現代ビジネスの記事で「転職予備軍」とされている転職を視野に入れてる若者ですが、本文中の調査では男性は15%、女性は10%と書かれています。
しかし、個人的にはこれよりも遥かに多いイメージです。

自分の周りは新卒の就活の段階で、ほぼ全員が転職することを前提で会社選びをしていました。
それは「終身雇用に期待できないから」だけでなく「新卒で入社した会社をすぐに辞めたくなるパターン」を想定しているからです。
それだけ多くの人が新卒入社後にすぐに退職したり転職したりしている光景を見てきているのです。

この「転職前提の就活」をするとしたときに、まず意識することは「次の会社への移りやすさ」です。
このとき、新卒カードで大企業に入っておくことには非常に大きなメリットがあります。

それは「新卒カードが大企業である=その企業が戦力になると認めた人間である」を意味するからです。

これは自分が学生時代に就活エージェントの人から聞いた話です。

転職をするとなったときに、次の転職先候補に自分の職務経歴書を送ります。
人事側は、その転職希望者の職務経歴書を見定める必要があるのですが、数が多くなるととてもすべてに目を通しきることはできません。
そこで重要になるのが、学歴および新卒カードです。
新卒カードが大企業であると「この人は新卒でこの企業に入れるほど優秀な人で、たまたま環境に恵まれなかっただけ」と思ってもらえやすくなるそうです。

新卒時代にもあった学歴フィルターが、転職市場では新卒カードフィルターとなって蔓延っている現状があります。
エンジニアのような技術職であれば、携わったサービスや使える技術などで勝負できますが、第二新卒のような現場経験が少ない状態で転職を考える場合(今の自分です)には、学生時代の業績に頼らざるを得ません。

それが反映されるのは新卒カードフィルターであり、実際にそれが次の転職に役に立つことを就活生は知っているのです。

長い目で見ると「大企業離れ」は確実に存在する

上で新卒カードで大企業を選ぶ理由を述べたのですが、これらはすべて「入社するまで」の話です。

すなわち、入社してある程度時間が経てばこの大企業に入社した目的が達成されるのです。

そうなったとき、次に意識することはステップアップです。
大企業では(企業にも寄りますが)、給料を上げる方法は非常に限られています。
評価次第でボーナス等の賞与を挙げることは可能かもしれませんが、基本給をあげるには席の少ない役職ポジションを取り合うことが常套手段かと思われます。

転職ではそれが比較的簡単にできます。
転職活動をしながら、今より多くの給料を出してくれる企業を探せば良いだけだからです。
給料の低い企業には行かなければいいだけであって、転職活動はノーリスクなのです。

また、大企業ではルールが細かく裁量も小さく、自由な働き方や成長を求める今の若者にとっては、居心地の悪い空間である可能性が高いです。

大企業が今の大企業の在り方を維持するようであれば、新卒以外の若者はどんどん離れていく傾向は続くと思われます。

おわりに:転職前提でも大企業に入って良かったこと

今自分がいる企業も一応まぁまぁでかい企業なのですが、新卒で大企業に入っておいて良かったと思うメリットに「大企業の中を知れた」というのがあります。

正直、就活の時にそこまで大企業に拘りはなかったのですが、新卒カードで中小企業に行くと、恐らくその後大企業には一生縁のない人生を歩む確率が高いです。
そうなると、この先ずっと「大企業だったらこういうときどうするんだろう」「大企業行っていたら違っていたのかな」と心の片隅で考え続けてしまうかもしれません。

一度大企業に足を踏み入れたことで「大企業ってこうなんだ」を知れたので良かったです。

また次回の記事もよろしくお願いします。



ABOUT ME
種田
1994年生まれ。男性。 社会人二年目。 某大学大学院修士卒。 学生時代の専攻はコンピュータサイエンス。 今はゲームと旅行とサッカーが好き。 楽に自由に生きるための自分の取り組みを記事にしています。 youtubeでゲーム配信や雑談配信もしているのでお気軽に見に来てください。